Madam toad's blog

オカシイのは私ではなく、この世界。

映画にみる研究者。

「メッセージ」を観てきました。

主人公の女性は言語学者。ほほう・・・

なるほどなるほど。

 

ネタバレになるので詳しくは書けませんが。

内容は、面白かった。考えさせられる映画。

途中からなんとなく、言いたいこと?というかオチ的なものは予想できてしまいますが、それでも最後まで惹きつけるものがありました。

普通のSFとはだいぶ違うスタンスでもあるので。好き嫌いは分かれるかもしれません。(ただ宇宙人の形態は鉄板だからそこは安心?でしょう)

 

で。

 

主人公はじめ、科学者・研究者がキーマンな映画って多いけど。

 

中でも緊急事態で活躍する系(宇宙人とか病原菌とか気候変動とか人類レベルの危機)

といえば、まぁ医学生物学から数物系まで、理系が中心だったように思う。

なので、言語学者って珍しいな、て思いました。

 

で。

 

一応、研究者の端くれ、な自分としては、

映画になる分野とならない分野ってあるよなー・・・と漠然と思ったり。

 

というわけで

「映画やドラマで活躍しやすい分野」をざっくり思い起こしてみました。

(研究者を志しながらついでに映画スターも夢見たい、という虚栄心まみれな若人がおりましたら、参考にしてください。):

 

・数学(戦時で暗号解読できる。病んでる。弱そうだけど意外に死なない)

・物理学(頭イイ系キャラでよくわからない理由で参加すること多し。変人扱い)

・地球科学(気候変動ものでは欠かせない存在。体が丈夫で正義感が強ければ出演機会を得やすい)

・医学(鉄板。刑事と並んで人気物件。結構死ぬ)

・法医学(刑事とセット。対象が死んでるから?か本人は死なない)

分子生物学バイオテロもので人気。加えてゾンビものでも活躍ポテンシャルがある)

・古生物学(恐竜ものとか冒険もの。変人扱い)

・考古学(インディ・ジョーンズばりの肉体派は需要が大きい)

 

しかし!

時代の流れが早い昨今。

メッセーッジの主人公が言語学者だったように、これまでなら"映画スターな分野"ではなかったものも、今後は取り上げられるかもしれません。

 

というわけで、

「今後活躍が期待される分野」を独断と偏見を元に考えて見ました:

 

・進化生態学(ゾンビが繁殖始めたとか、まーなんつーか標的生物の生態だけでなく進化まで予測せにゃならん的アレでぇ...)

 

・・・偏見でしか浮かんでなかとでした。

 

 

まぁ、分野はどうでもいいでしょう。というか、今後はさらに分野横断型の研究が時代を牽引してくでしょうから。

 

だけど、人はやはり◯◯学の権威、とかわかりやすい「記号」があると安心するもの。

 

なので分野横断とか融合領域の人が映画やドラマでスターダム、てのは難しそうですね。

 

ただし、実際は、

その「記号」や「型」が好きな映画やドラマでも、

主人公である専門家がその専門性を発揮して独力で解決に導く、というより、

主人公が違うタイプの人間(異分野だったり研究そのものに不理解な異業種だったり)と一緒に仕事をすることで、最初は相容れなかったようなその違うタイプの人間がくれたヒントで、

大きな"ひらめき"を得る!

・・・これもまた鉄板なんですよね。

 

 

何れにしても、多くの聴衆を惹きつけるような「物語の主人公」をはるんだったら、

研究者としての専門性があるのは当たり前で、

「人物としての魅力」を出さないとならないじゃないですか。

なので。

勇気があったり大胆だったり、正義感があったり、はたまたトラウマを抱えてたり、、、

とにかく、人間臭い!

そういうのがないと、人を惹きつけないんでしょうね。

 

・・・ふむ。

 

で。

自分のような人間もスターになれる可能性はあるのかって!?

 

いえいえいえ、

そもそも、その分野の「第一人者」だから軍や政府機関に呼ばれるので。

 

 

まぁ自分には関係のないこと。なのだけdーー

例えば、第一人者が所属してるような分かりやすい"トップ研究機関"が早い段階で敵に狙われ攻撃を受け〜..とか、天変地異ばりなアレで運悪く()〜とか、

 

そんな想定外に加え想定外なことが重なって、

今この専門知識を有しているのは、、、こいつしかいないぃぃ!

的な?

展開になれば??、自分のようなレベルでもスターに???

 

 

何を言ってるんでしょう。

 

 

お疲れ様でした。

(とりあえず体は鍛えといて損はないでしょうネ。)

 

 

ブルワーカー エルモーション LM-2000

ブルワーカー エルモーション LM-2000