Madam toad's blog

オカシイのは私ではなく、この世界。

上の人間に一番やって欲しくない事。

教育に携わる人はもちろん、親にしても職場の上司にしても、

これまでの人生で、所謂「上からモノ申せる立場」な人たちが「下」と考える人間に対してとる態度として、一番最悪だなぁ、と感じたこと

discourage 

する行為。

 

大した事ないんだから、と決めつける

そのくらいでしょう、と「上限」を勝手に設定する

勝手に"自分たち"のくくりに入れて、それを超えようという意欲を削ぐ

 

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子供の頃、10代半ばくらいまでの私は、本心ではもっと頑張れるんじゃないか?と思うことはあっても、

でも、まぁ期待されてないし、、、上を超える行為は秩序を乱すからよくないだろうし、

と感じながら成長し、実際、行動と結果に反映させてきました。

 

なぜそんな風なネガティブ思想だったのか?て言えば、

そういう空気・圧力を感じ取ってきたから。

 

その空気を感じたのは、親族だけではありません。

学校の先生

習い事の先生

友達

周りの大人etc...

 

特に最悪だったな、と感じるのは、

がっこのせんせい

教師。

小学校の先生は論外として、中高もひどかった(全員ではないけど)。

所謂進学校ではない女子校にいたので、

教師がもう、舐めてる。使えないだけでなく悪影響を及ぼすのがいた。常勤より非常勤の方が賢かったりもして興味深かった(今は背景がよくわかる)。

 

教育者の役割って本当に重要ですよね。

だって、一方で、

本当に自分を導いてくれる人、もいるから。

 

私に今があるのは、東大院で学位をとって研究者になってる理由は正にそれだから。

encourage されたから。

 

転換期は予備校でしょうか。すごい人っているもんだなぁと感じる人たちから差別のない授業を受けて、

やっぱり本音は、自分は学問が好きだわ 

と知った時期。

 

その後紆余曲折はありましたが、

私が出会い、影響を受けた大学と大学院で出会った先生方は、本当に素晴らしかったです。足向けて寝れないレベルの方は3人いますが。ここで名前を出すのは控えます。

特に大学院生活はよかったです。厳しかったけど、上を目指そう、という空気が最高でした。学友にも深く感謝します。

 

今は、ちょっとつまらないです。

 

周りのせいだけではないでしょうが、抑うつ気味になりました。

ここを抜け出さない限り上昇はないな

とわかってはいても、業績も伸ばすことができず

ここ2年ほどは、本当に負のスパイラルでした。

そして今やっと抜け出す機会を得ました。

 

 

なぜ discourgeするのか?

よくわかります。

自信がないから。これに尽きるでしょう。

 

けれども、ネガティブなことを言われた側は「自分の問題」であると感じます。

自分はそんな程度なんだろう、できが悪いんだろう、と感じます。

でも違うんです。

「相手の問題」なのです。

 

人間誰しも完璧にはなれませんし、年長者だからと言って、必ずしも経験が上なわけでもなく、もっというと経験に関わらず、学びの程度、理解度には大きな個人差があります。

また頭の良し悪しや学歴と人柄はあまり関係ありません。あらゆる能力・才能と人間的な成熟度は関係ありません。

若くとも、学歴がなくとも、精神年齢が高い人はたくさんいます。そういう方は、discourageしません。

 

そんな私も、精神年齢が高い方ではないです。非常に子供っぽいところがあり、40を過ぎても反省ばかりの毎日です。

間違ったことを言ってしまったり、若い人に不適切なアドバイスをすることがあるかもしれません。いえあるでしょう。それについては、申し訳ないとしかいえません。

 

ただ、上の立場にある人間が最もしてはいけない事は、

「discourage」

ではないでしょうか。

他のミスは挽回できるかもしれませんが、これをされたらもう、もっと成長したいと考える側は、二度と心を開かないのではないでしょうか。

 

もちろん個人差はあるけれど、上の人の言葉の力は強いです。指導者なら尚更。

 

子供や学生は、あなたが考える以上に、あなたの言葉の影響を受けます。

 

 

自分の場合は感受性が強過ぎたのかもしれません。またもっと自己肯定感が強ければ、それほど気にならないのだろうとも思います。

だけど、こんな人間もいるんです。

空気を読みすぎても、同調圧力に押しつぶされそうになっても、

私は根が頑固なのでしょう・・・

本来の自分に向き合い、とことん考えて、決心して、動き出して、

時間はかかりましたが、

自分の力を信じてくれた人を信じることで、

 

逆境から這い上がってきました。

 

 

とにかく、discourageせず、背中でencourageしてくれた人、

この人たちに救われてきました。

それは近所のおばあちゃんだったり、快く教えてくれた人だったり、いつも元気付けてくれるペットだったり、、、

 

どんなバカをやってしまっても、決して否定をしなかったひとたち。

 

 

 

だから私も

そういう大人になりたい

そういう大人でいたい

て強く思います。