Madam toad's blog

オカシイのは私ではなく、この世界。

ウィトゲンシュタイン先生ェぇ...(ヒョえぇ〜!)

もともと悩んでたけど

PD生活になってから、ますます"言語コミュニケーション"がわからないというか、

言語が信用できない!となってきてるので、、、

 

連休使ってちょっと哲学してた。具体的には、kindle版で出てたので以前から気になってた「論理哲学論考」「青色本」を読んだ。

 

ヤバかった。

 

超難しい。というか理解が追いつきようがない。惹かれるけど、わからない。

解説を読むと少し、わかる気がしてくるけど、

やはりまだわからないところが大半。

 

そりゃそーだ。哲学の素人にこんな難しいものがわかるわけがない。

 

それでも、悩みの根元にやっぱり共感してしまう。

 

 

ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン - Wikipedia

wikiによると、ウィトゲンしゅたいん先生はお姉さんの勧めでショーペンハウエルの「意志と表象としての世界」を読んでいて、どうやらそれが唯一読破した哲学書らしく、確かに、親和性はあるなぁ、、、と思った。自分も好きな哲学書だから。けどこっちはさらに理系向きというか、基礎数学論とか論理学とか齧ってないとほぼ読めんでしょう。

 

なんつーかもう、究極のロジカルシンキング??

理数系の天才が極限まで真剣に哲学したら、こーなるんでしょうか???

 

 

「論考」は超絶難解ではあるけど、確かに、

妙に惹き込まれる。

 

 -----

・世界は成立していることがらの総体である。

 有名な?冒頭の文ですが。ほんと力強い!

 

 ほか好きなセリフは:

・思考は言語で偽装する。人間は、各々の語が何をどのように指示しているかに全く無頓着でも、あらゆる意味を表現しうる言語を構成する力を持っている。

 

・他の自然科学の仮説に比してダーウィンの理論がより哲学と関係するということはない。

 

トートロジーは何も語らない。矛盾はいわば全命題の外側に消え去り、トートロジーは全命題の内側に消え去る。矛盾は諸命題の外側の限界であり、トートロジーはその空虚な中心点である。

 

・世界と生は一つである。私は私の世界である。

 

・神秘とは、世界がいかにあるかではなく、世界があるというそのことである。

 

・謎は存在しない。

 

そして締めがまた痺れる!:

・語りえぬものについては、沈黙せねばならない。

 

 -----

 

妙な、いわば狂気に近い神に近いとでもいうか

異様な魅力を放つ本。

 

青色本は正式な本ではなく講義ノートを起こしたものだそうで、文体も読みやすく、わかりやすくなってますけど。

ほーほー〜ー、て読めても、やはりついてくのはそんな易しいものではないですね。

どのみち自分がわかるのはあくまで表層だけど、なんというか、天才が悩んでるのを追えるのが楽しいっwというか、

基本的な言語への反骨姿勢というか、認知への問いかけ、それが好きです。

 

 

 

昔(中学生くらいの頃かな)、母相手に問答してた自分の姿を思い出したわー・・・

 

『私が見てる世界と、他人、例えばお母さんが見てる世界が同じである保障ってないよね?』

『同じ色を「赤」と言ってるかわからないよね。』

 

そういう不思議ちゃんトーク、よくやってた。

もちろん、独我論はおろか、ただの一冊も哲学書など読んだ事はない、あくまで妄想からきたセリフです。ただし、何かに影響されてたのはあるでしょう。漫画とか。

そうであっても、自分自身でこういう問いを起こすのは、今になって振り返ると、我ながらすごいな、てちょっと思う(久々の自画自賛w)

 

 

とにかく、

自分は、そういう人間だったから。

 

中年になって突然哲学に目覚めたというより、暇なおかげ?で、元々の自分に立ち返ってきてるように感じます。

 

 

 

若い頃、いや最近まで、

変に目立ちたくもないし、必要以上に個性的でいたくもないし、周りに溶け込んでいたい、変な人でいたくない!普通の幸せが欲しい!!

て。本当に思ってきたのだけど。

 

10代と20代の終わりに精神科に入院したりして、いろいろと諦めざるを得ない、自分としては悔しく遣る瀬ない思いを抱え込んで、

 

まぁ、いろいろアレな人生の前半を過ごしてきたわけですけど。

 

近頃だいぶ、良い意味でも、諦めがついたというか、

どう頑張っても、変なところは変なままで、おそらく直せないというか治せない。

 

寧ろ、あるがままの私を邁進したほうが、もしかしたら、世の中の役に立てるかもしれないし、

理解者、受け入れてくれる人に会えるかもしれない。

 

 

・・・うん。

 

やっぱり、内的世界にいる方が楽しい。

人嫌いなわけではないけど。。。とにかく、合わない人と過ごしても楽しくない。

 

本読んで妄想してる方が楽しい。

 

 

 

時間をおいてまた読もう。

あと他の本も。他の気になる人の本も。

 

 

次はどの哲学書にしよっかな♪

 

 

 

それにしても

ウィトゲンシュタインしぇんしぇぇェ.........

 

 

しぇxえぇ........

 

 

 

論理哲学論考 (岩波文庫)

論理哲学論考 (岩波文庫)

 
青色本 (ちくま学芸文庫)

青色本 (ちくま学芸文庫)